2019/11/22

NYT:201810のベストセラー

NYTimesの月間ベストセラー(ビジネス書)10月のランキングを発表! なんと、早くも3回目です。

とはいえ、更新が1年以上も空いてしまいました。企画としては筋が悪くないと思いつつも、アクセスが増えない(ない!)ため、やる気を失っていました。偏にぼくの発信力の無さが原因です。先日とある人からこの企画は筋が良いとお褒めいただいたこと、そして英語を勉強する動機として、このサービスは自分にとって相性が良いなということで再開します。サボらないつもりですが、また途切れてしまったらゴメンナサイ。

2019/11/20時点で翻訳されて国内の書店で手に入るのは、以下の3つ。
No.4 GRIT
No.5 Principles: Life and Work
No.9 Shoe Dog: A Memoir by the Creator of NIKE

今回は初ランクインのNo.1の"Leadership: In Turbulent times"について掘り下げてみました。


No.1(NEW)

LEADERSHIP

by Doris Kearns Goodwin
Simon & Schuster

amazon.comの書籍紹介は以下の通り。
NEW YORK TIMES BESTSELLER “After five decades of magisterial output, Doris Kearns Goodwin leads the league of presidential historians. Insight is her imprint.”—USA TODAY

“A book like Leadership should help us raise our expectations of our national leaders, our country and ourselves.”—The Washington Post

“We can only hope that a few of Goodwin’s many readers will find in her subjects’ examples a margin of inspiration and a resolve to steer the country to a better place.”—The New York Times Book Review

In this culmination of five decades of acclaimed studies in presidential history, Pulitzer Prize-winning author Doris Kearns Goodwin offers an illuminating exploration of the early development, growth, and exercise of leadership.

Are leaders born or made? Where does ambition come from? How does adversity affect the growth of leadership? Does the leader make the times or do the times make the leader?

In Leadership, Goodwin draws upon the four presidents she has studied most closely—Abraham Lincoln, Theodore Roosevelt, Franklin D. Roosevelt, and Lyndon B. Johnson (in civil rights)—to show how they recognized leadership qualities within themselves and were recognized as leaders by others. By looking back to their first entries into public life, we encounter them at a time when their paths were filled with confusion, fear, and hope.

Leadership tells the story of how they all collided with dramatic reversals that disrupted their lives and threatened to shatter forever their ambitions. Nonetheless, they all emerged fitted to confront the contours and dilemmas of their times.

No common pattern describes the trajectory of leadership. Although set apart in background, abilities, and temperament, these men shared a fierce ambition and a deep-seated resilience that enabled them to surmount uncommon hardships. At their best, all four were guided by a sense of moral purpose. At moments of great challenge, they were able to summon their talents to enlarge the opportunities and lives of others.

This seminal work provides an accessible and essential road map for aspiring and established leaders in every field. In today’s polarized world, these stories of authentic leadership in times of apprehension and fracture take on a singular urgency.

懲りずに今月も和訳に格闘してみます。
NEW YORK TIMESが選ぶベストセラー

“50年以上にも及ぶ権威的な著述歴を通じ、Doris Kearns Goodwinは大統領にまつわる歴史家の集まりをリードしてきた。彼女の洞察は強い足跡を残している。 ”—USA TODAY

“本書(Leaership)のような本は、我々の国家的リーダー、国家、そして我々自身に大きな期待を抱かせることに大いに作用するだろう”—The Washington Post

“Goodwinの数ある読者のほんの一部は、被験者の例などが彼女の直感の余白および国をより良い方向へ導くことに気づくであろうことを願う。”—The New York Times Book Review

ピュリッツァー賞受賞作家であるDoris Kearns Goodwinがここ50年もの間絶頂を極めた大統領に関する高く評価された歴史考察において、リーダーシップの早期開発、成長そして行使に関する探求に明かりを照らした。

リーダーとは先天的なものなのか、それとも後天的なものなのか?野心とはどこからやってくるのか?逆境はリーダーシップの成長にどのように効果を果たすか?リーダーは時間を生み出すのか、時間がリーダーを生み出すのか?

"リーダーシップ(本書)"において、Goodwinは4人の大統領について深く掘り下げている。Abraham Lincoln(エイブラハム・リンカーン)、Theodore Roosevelt(セオドア・ルーズベルト)、Franklin D. Roosevelt(フランクリン・ルーズベルト)、そしてLyndon B. Johnson(リンドン・ジョンソン)である。彼ら自身がリーダーシップについてどのように考え、そして他人から彼らのリーダーシップがどのように評価されていたかを記している。彼らが公人デビューした当時を振り返ると、彼らが戸惑い、恐れ、そして希望に満ち溢れた道を歩んだことがわかる。

"Leadership(本書)"は彼らが劇的な失敗(生命を脅かし、彼らの野心を永久にくじくもの)にぶつかったかを記している。にもかかわらず、彼らすべてが彼ら自身の時間の輪郭とジレンマに対峙することで修正していった。

リーダーシップの軌跡と呼ばれるような共通パターンというのは存在しない。一方で、バックグラウンド、能力、気性なるものとは別に、彼らが予想外な困難を乗り越えることを可能とする激しい野心と深く染み付いた回復力を持ち合わせていたことがわかる。

この影響力の強い成果は、有望かつ定評のあるあらゆる分野でのリーダーに実現可能かつ不可欠なロードマップを提供する。今日の2極化した世の中で、
不安と裂け目の時代にこれらの本物のリーダーシップに関するストーリーは唯一の緊急性を帯る。

"LEADERSHIP"が出版される10年前にTEDで著者が講演した動画があります。

この講演でも過去の合衆国大統領について語っており、本書の理解を後押しするものと考え紹介します。




No.2(NEW)

THE DICHOTOMY OF LEADERSHIP

by Jocko Willink and Leif Babin
St. Martin's

初登場。いずれ紹介します。1位の"Leadership"といい、リーダーシップ関連本が1、2フィニッシュした月といえます。


No.3(↓)

BAD BLOOD

by John Carreyrou
Knopf

9月から2ランクダウンの3位。
内容などについては8月の投稿を参照してください。


No.4(↑)

GRIT

by Angela Duckworth
Scribner

やり抜く力、残念ながら飽きっぽい僕には残念ながら備わっていません。
このblogを続けることを通じて、やり抜く力を鍛えたいものです。



No.5(↓)

PRINCIPLES

by Ray Dalio
Simon & Schuster

8月に続きランクイン。 内容などについては8月の投稿を参照してください。



No.6(NEW)

AI SUPERPOWERS

by Kai-Fu Lee
Houghton Mifflin Harcourt

こちらも初登場。中国とシリコンバレーを舞台とした、AI(人工知能)をめぐる世界秩序について。個人的に気になる作品。


No.7(→)

EXTREME OWNERSHIP

by Jocko Willink and Leif Babin
St. Martin's

さらにこちらも9月に続きランクイン。



No.8(↑)

WINNERS TAKE ALL

by Anand Giridharadas
Knopf

9月に10位へランクインした作品。先月、「ランクインしているようであれば紹介する予定です」と書いたものの、来月以降の紹介とさせてください。


No.9(↓)

SHOE DOG

by Phil Knight
Scribner
こちらも先月に続きランクイン。
紹介するまでもない、有名作品です。
ディスカバー・トゥエンティワン社発表のビジネス書大賞2018で大賞受賞作品


No.10(NEW)

BILLION DOLLAR WHALE

by Tom Wright and Bradley Hope
Hachette
初ランクイン。amazonの内容紹介によると、「マレーシア人の27歳の若者が、いかにGoldman Sachsなどの金づるから資金を引き出し、それを選挙資金や、高級不動産物件、ハリウッド映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のような作品に突っ込んだのかを描いた作品」とのこと。和訳されていないですが、個人的には大変興味深い作品です。


なんとか3回目の投稿が完了しました。
企画を思いついた時は結構楽チンなのではと甘くみていましたが、ところがどっこいなかなかヘビーです。
なんとなくamazonの内容紹介文を読めばイメージがつくものの、実際に日本語に書き起こそうとすると適切な言葉が浮かんでこなく、和訳文がなんとも恥ずかしいロボット翻訳のような形になってしまっています。個人的には「このままリリースして良いものか」と二の足を踏んでしまいましたが、このままだと一向にリリースされない可能性が高いため、一旦リリースしてから英語力がつき次第修正していく方針とします。
「ここの和訳はこうしたほうが正しいよ」というのがあれば教えていただけると助かります。

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